VCCWを使ったWordPressテーマ作成がオトクな件
こんにちは。ケイジです。
ウェブサイト制作&開発を生業としており、主にWordPressのカスタマイズを日々こなしています。
今回はWordPressのテーマ制作やプラグイン開発の効率化ツール「VCCW」についてご紹介します。
WordPressでテーマ作成はできるけどサーバ技術とかローカル環境とかなんだかよく分からない脱初級者の方にぜひ読んでいただきたい!
VCCWを使ったWordPressテーマ作成がオトク
VCCWはWordPressのテーマやプラグインをローカルで制作することを容易にするためのツールになります。
まわりを見回しても脱初級〜中級以上、またはチームで作業しているWordPressエンジニアはおおよそ使っているように思います。
VCCWを使うメリット
VCCWを導入すると次のようなメリットがあります。
- WordPressのテーマやプラグインを制作中、いちいちWebサーバ上にアップして確認しなくてよい
- コマンドでサーバ上のデータを一括でローカルに持ってきたり、ローカルのデータをサーバに一括アップロードしたりがラク
- GitがバンドルされているのでGitを使っての運用フローが確立でき、変更を加える前のデータに戻したり、複数人で同じテーマをいじったりが可能になる
VCCWとは?
VCCWはWordPressのテーマやプラグインをローカルで制作することを簡単にするためのツールになります。
VCCWを理解するには、VirtualBox(バーチャルボックス)とVagrant(ベイグラント・ヴェイグラント)という2つの理解が必要になりますので一つずつ解説していきましょう。
VirtualBoxとは?
その名の通り「バーチャルな箱」ということですが、バーチャルなサーバーを建てるための箱と思っていただいてOKです。
自分のMacやPCの中のこの箱の中に、バーチャルなサーバーを建てるツールになります。
MacBookなどMac OSの中にLinux OSで動作するバーチャルサーバーを入れて動かすといったことも可能になります。
Vagrantとは?
VagrantはVirtualBoxの設定自動化ツールになります。
VirtualBoxはバーチャルなサーバーを建てるツールなので、作る際には実際にサーバーを作るのと同等な作業が発生します。
具体的にはOSインストールから始まって、あのパッケージとこのパッケージをインストールしてあれとこれとなんちゃらとかんちゃらをして…と結構な手間が発生します。
そんな面倒な設定を一手に引き受けて自動化して働いてくれるのがVagrantです。
メンドくさいサーバの設定を自分の代わりにテキパキとこなしてくれるロボットのようなイメージです。
で、VCCWとは??
VCCWはWordPress作業に最適化カスタマイズされたVagrantになります。
言ってみれば、VagrantとVCCWの関係はエヴァンゲリヲンと宇宙戦闘に特化したS型装備を装着したエヴァンゲリヲンのようなもの。
WordPress特化したVCCW(Vagrant, Chef, CentOS, WordPress)構成でサーバーを建ててくれます。
※ChefとCentOSについての解説は当記事では割愛します。
「習うより慣れろ」ということで次回、実際にVCCWをインストールしてみます。
つづく